1,000円台の育毛剤の効果について

パソコンやスマートフォンの普及によって、育毛剤の販売も薬局やドラッグストアでの店頭販売からインターネット通販を行なうメーカーも多くなってきました。

しかし、実はインターネット通販で商品の販売を行っているメーカーと店頭販売で商品の販売を行っているメーカーは全くの別物です。

つまり、店頭販売を行っているメーカーの商品は基本的にオンラインでは販売されておらず、インターネット通販を行っているメーカーの商品は薬局やドラッグストアの棚には陳列されていません。

インターネット通販の相場は10,000円程度

インターネット通販で購入できる育毛剤の値段は10,000円くらいが相場となっており、割引価格など以外では基本的に2,000円以下の商品は非常に少なくなっています。

ただし、定期購入割引や初回購入割引など様々な割引や特典がある商品がほとんどで、実際に購入できる値段は5,000円～7,000円程度の場合が多くなっています。

薬局やドラッグストアの育毛剤は価格の幅が広い

インターネット通販で購入できる商品はある程度相場が決まっていますが、薬局やドラッグストアで購入できる商品は価格の幅が非常に広くなっています。安いものであれば1,000円台から購入できるものもあり、高いものであれば20,000円以上するものも存在します。

もちろん、同じ成分であれば安いもののほうが良いですが、基本的に成分にこだわっている商品は値段も高くなる傾向にあります。

薬局やドラッグストアで1,000円台やそれ以下で売られている育毛剤。

試しに育毛剤を使用してみたい方や値段で育毛剤を選びたい方の目には、このような商品は非常に魅力的に映るでしょう。

しかし、このような価格帯の商品の成分を調べて見たところ、発毛・育毛促進効果はあまり期待できなさそうです。

効果を見極めるには商品の分類を確認する

1,000円台やそれ以下の育毛剤にはあまり効果が期待できないことが多いですが、値段が安いからといって必ずしもその商品に期待できないとも限りません。

値段が安くてもきちんと効果に期待ができる商品もあります。

安くても効果が期待できる商品を簡単に見分ける方法としては、その商品が医薬品・医薬部外品・化粧品のどこに分類されるのか確認すると良いでしょう。

薬事法では、効果の認められているものが医薬品、効果のある成分が一定量含まれているものが医薬部外品とされており、それ以外の効果が認められていないものが化粧品となります。

また、安価な商品は基本的にこの化粧品に属することが多く、もし医薬品や医薬部外品であれば効果に期待できそうです。

1,000円台やそれ以下の商品は安全性に目を向けていないものも多い

1,000円台やそれ以下の商品はあまり効果に期待ができないだけではなく、安全性においても不安が残る商品が多くなっています。

最近は無添加や天然由来の成分にこだわった身体に優しい育毛剤も増えてきてきますが、安価な商品はコスト削減のために添加物を使用しているものも多いです。

添加物は肌荒れやかぶれなどを引き起こす原因になることもあるので、多少値段が高くなっても天然由来の成分を使用している育毛剤を使用することをおすすめします。

安価な商品に多いのはエタノールなどアルコール成分によって爽快感を演出しているというもの。

確かにアルコール成分には殺菌作用や抗菌作用がありますが、有効成分が入っていないと発毛・育毛促進にはつながりません。

つけ心地の爽快感で効果があるように感じる商品も多いので、成分表を確認して有効成分が配合されているのかをきちんと確認するようにしましょう。

1,000円台やそれ以下の育毛剤は口コミでの評価も低い

1,000円台やそれ以下の育毛剤で発毛・育毛効果を実感できたという声は非常に少なくなっています。

厳密には実際に商品を使用したという声自体が少なく、やはり消費者にとっても相場に対して値段が安すぎる商品はあまり購入する気にならないようです。

値段が1,000円台やそれ以下の商品を使用する際には、気休め程度にしておいたほうが良いかもしれませんね。

1,000円台やそれ以下の商品を値段が安いという理由だけで購入すると必ず後悔します。

これは、安価な商品にはあまり効果が期待できないからです。

薄毛は日々進行していくので早めの対処が重要となってきます。

もし、早期に症状に気づいたとしても発毛・育毛に効果のない商品を使用していると、その間にも症状は進行していきます。

このため、値段が高くなってしまってもきちんと有効成分が含まれている育毛剤を購入したほうが症状の改善には近道です。