体質?それともミノキシジル?育毛剤で頭皮や髪がべたつく原因 2017.10.30
育毛剤を使っていると頭皮がベタつくという人もいます。販売されている製品によっては液体に粘り気があり、使うと頭皮がベタベタするという場合もあります。
せっかくお風呂に入ってサッパリしたのに育毛剤をつけたら、頭皮がべたついてしまうというのはあまり良い気はしないですよね。
また薄毛である場合は特に頭皮環境を清潔に保つことが大切になるので、頭皮がべたつくことによる影響も気になります。
そんな人に向けて今回は育毛剤で頭皮がべたつく原因について解説していきたいと思います。
頭皮がべたつく原因はミノキシジルを配合している育毛剤!?
頭皮環境が健全であればべたつきが起こることもありません。よって頭皮がベタベタすることにも必ず原因は存在すると言えます。
育毛剤を使っている場合考えられる原因は以下のようなことが考えられます。
ミノキシジルを配合している育毛剤はべたつきやすいという特徴がある
ミノキシジルは厚生労働省から発毛効果があると認められている成分です。
薄毛の原因がAGAという男性型脱毛症である場合、医師からミノキシジルを処方してもらっている人もたくさんいます。
ミノキシジルの特徴として強い粘性があることが挙げられます。リアップのようなミノキシジルを配合している育毛剤などはべたつくことが多いとされています。
ミノキシジルを配合している製品である場合は、多少なりともべたついてしまうことを留意しておきましょう。
ミノキシジルが入っていない製品でも付けすぎるとベタベタに!
ミノキシジルが配合されていない育毛剤であるのにも関わらず、頭皮がべたつくという場合は適した量を使用していないことが原因かもしれません。
特に気になる箇所を早く治したいがために、推奨されている使用量よりもたくさん塗布しているというケースもあります。
いくらミノキシジルを使用していない育毛剤であっても、頭皮にたくさん付けすぎると乾燥したあとにべたつきを感じる場合があります。
ドライヤーで水分を飛ばそうとすると逆効果になってしまう
また育毛剤をたくさん付けたあとに頭皮のべたつきを抑えようと、ドライヤーで水分を蒸発させようとする人がいますが、有効成分が浸透しきる前に乾かしてしまうと成分の効果が発揮されにくくなるほか、頭皮が乾燥することで皮脂を余分に増やしてしまう原因にもなります。
有効成分が持つ効果を最大限に発揮させるためにも、余分な量を付けることはせず用法用量を守って使用することが大切であると言えます。
べたつく原因は皮脂の過剰分泌!育毛剤のほかシャンプーや生活習慣でのケアが必要
頭皮がべたつく原因は育毛剤だけでなく、その人の頭皮環境による原因も考えられます。
それでは頭皮環境が悪い状態であるとどのようなことが起こるかについても見ていきましょう。
元々皮脂は頭皮を守るためのもの。それ自体が悪いということではない
頭皮からは皮脂は分泌されるのですがこれを消し去ることはできないですし、また皮脂が出ること自体が悪いということではありません。
毛穴から皮脂が出るのは頭皮を守るためであり、皮脂がないと逆に頭皮が傷つきやすくなってしまうのです。
問題は皮脂が過剰に分泌されることによって頭皮がべたつくことであると言えます。
皮脂が出過ぎると毛穴が詰まって酸素や栄養が補給しにくくなります。これが薄毛の原因に繋がるほか時間が経って酸化すると、悪臭の元になったりフケやかゆみの原因になったりもします。
偏った食事など生活習慣が乱れていると余計に皮脂が出る体質に!?
頭皮がべたつきやすくなる原因が育毛剤でない場合は、その人の体質から来るものなので適切な対処法をとって改善する必要があります。
皮脂の過剰分泌は主に生活習慣の乱れによるものだとされています。
たとえば糖分や油分が多いジャンクフードやカップラーメンなどは、体内の中性脂肪を増やすだけでなく頭皮の皮脂も出やすくなってしまいます。
皮脂が増えすぎると育毛剤の浸透力も落ちてしまい、その結果有効成分の効果も発揮されにくくなってしまいます。
よって皮脂が出やすい体質である場合は食事にも気を使い薄毛の改善に努めるようにしましょう。
アルコール成分の少ないシャンプーで必要な皮脂を守ろう
またお風呂で使うシャンプーも刺激の少ないものを選ぶことをおすすめします。
一般的に市販されているシャンプーはアルコール成分が強く、その分頭皮を守るために必要な皮脂まで落としてしまいます。
すると今度は地肌を守るために余計に皮脂を分泌するようになってしまいますので、アルコール成分の少ない成分でできたシャンプーで、必要な分の皮脂を残し皮脂の過剰分泌を抑えるようにしましょう。
べたつくのが気になる人は液体がサラサラした育毛剤を使ってみて!
このように頭皮がべたつく原因は育毛剤に含まれている成分であるケースもあれば、皮脂を過剰に分泌してしまう体質であるというケースもあります。
粘性が高い育毛剤であっても決してデメリットばかりではなく、頭皮に長く留まりやすいなどのメリットもあります。
頭皮環境の良し悪しは年齢や体質などいろいろな理由がつきものなので、人によって原因は様々ですがべたつきが気になるという場合は、まず使用感がサラサラした育毛剤を使って様子見してみることから始めてみると良いでしょう。