自分に合った対処法を見つけると育毛剤の効果もアップする! 2017.07.28
育毛剤は発毛や増毛を促すと同時に抜け毛にも効果があると言われています。
ほとんどが医薬部外品でありますので劇的に強い効果があるとは言い切れませんが、それでも髪や頭皮環境を整える有効成分が配合されているため、正しく使用すれば上手く予防効果を引き出すことも可能です。
ただし脱毛や薄毛の原因は人によって異なるので、自分にあてはまる原因をきちんと把握した上で、効果が期待できる育毛剤を選ぶことも重要であると言えるでしょう。
今回は抜け毛の悩みを解消したい方に向けて、育毛剤をより効果的に正しく使うための方法をご紹介していきたいと思います。
育毛剤を使う前に自分に関わる抜け毛の原因を知っておこう
発毛を促すために育毛剤を使うのは当然ですが、一番大切なのはやみくもに使うのではなく、自分に合った対策を取ることが肝要であると言えます。
髪の毛が抜けてしまう原因にも様々なケースがありますので、まずは自分に当てはまる原因を知った上で対処する必要があります。
間違った対処法で失敗しないためにも、ここでは抜け毛の主な原因についてご紹介していきたいと思います。
髪が抜ける原因は男性と女性で全然違う!?
まず知っておきたいことは男性と女性では薄毛になる原因が大きく異なるという点です。
近年の研究では男性ホルモンと女性ホルモンが、それぞれに関わっていることがわかってきています。
その上で個人個人の遺伝をはじめ、飲酒/喫煙/睡眠不足などの生活習慣からなる要素が影響しています。
市販されている育毛剤に男性用と女性用があるのもこのような事情からです。
よって男性である場合と女性である場合に分けた上で、原因を探っていく必要があるのです。
男性の髪が抜ける原因のほとんどは男性型脱毛症
育毛剤を買っている人の中にはAGAという名前で、聴き覚えがある人もいるかもしれませんね。
男性の髪が抜ける原因は多くの場合男性型脱毛症であると考えられています。
加齢あるいは遺伝/紫外線/ストレス/生活スタイルの影響により、男性ホルモンのテストステロンが変異してしまうことにより抜け毛が増えると言われています。
またコレステロールの高い食事ばかり摂ることで、血行が悪くなりその結果髪に栄養が届きにくくなってしまいます。
他にも慢性的な睡眠不足が原因で、髪の成長ホルモンが分泌されにくくなっていることも考えられます。
このように原因については一言では説明が付かない症状なので、たとえ20代などの若い年齢であっても発症するケースがあります。
女性の髪が抜ける原因はホルモンによるところが大きい
女性の髪が抜ける原因には男性とは違った方向性のものが挙げられます。
たとえば頭皮環境の悪化をはじめ頭皮の血行不良/過度なダイエット/出産後のホルモン変化//加齢によるホルモン変化などが原因であると言われています。
女性の頭皮は男性よりもデリケートであるため皮膚トラブルが起こりやすく、刺激が強い育毛剤を使用すると炎症やかぶれを引き起こす可能性もあります。
また出産後は妊娠中に増えていた女性ホルモンが、一気に減少するため髪の毛が抜けやすくなります。
ほかにも加齢より女性ホルモンが減ることで男性ホルモンが増加し、男性型脱毛症と同じ症状が出てしまうケースもあります。
育毛剤の正しい使い方を知ってより効果をアップさせよう!
以上のような抜け毛の原因から心当たりがあるものを探し、それに合った対処法を取った上で育毛剤を使っていく必要があると言えます。
さらに注意しておきたいこととして育毛剤は、間違った使い方をしてしまうと効果が半減してしまいますので、育毛剤を使う際にも正しい使用方法を知った上で利用するべきであると言えます。
使用する最適なタイミングはお風呂のあと!
育毛剤を使うときのタイミングは非常に重要であると言えます。
そして多くの場合最も効果的なタイミングであると言えるのがお風呂で髪を洗った後です。
お風呂で体を温めておくことで血行の流れが促進され、頭皮の毛穴も開いている状態になります。
よって育毛剤に配合されている有効成分も、より浸透しやすい状態になっていると言えます。
ただし製品によっては髪を乾かしてから使用するタイプもありますので、説明書の内容をよく確認してから使うようにしましょう。
1か所だけでなく全体的に塗っていくのがポイント
多くの場合は頭頂部にのみ薬品を塗って、あとは全体的にもみほぐすといった使い方をしていると思います。
しかしより効果を高めたいのであれば全体に5ヶ所から10ヶ所ほどつけてから、全体を軽くマッサージしていくやり方がおすすめです。
とくに女性の場合は全体的に抜け毛が進行していきますので、薬品も頭頂部だけでなく全体的に使うことを意識してみてください。
育毛剤は体質を改善しながら長期的に使っていくことが大事
個人差はあるものの育毛剤を使うことによって、抜け毛を改善することは可能であると言えます。
しかし育毛剤の薬効ばかりに頼るのではなく、食生活を見直したり充分な睡眠をとるなど、自分の体サイクルそのものを改善させる努力も必要です。
髪が抜ける原因を突き止めるために、自分の生活習慣をよく見直してみることからはじめると良いでしょう。
そして育毛剤は少なくとも半年くらいは使い続けることも大切です。
髪の健康を取り戻すには長い時間がかかるため、体質改善のための努力と同じく継続しなければ意味がないのです。
長い期間努力してみたけれど効果が感じられないという場合は、他の育毛剤を試すかクリニックへ相談してみることをおすすめします。
少なくともはじめて数週間くらいでは、はっきりとした効果は実感できないので、半年後を目指して毎日コツコツと続けていきましょう。