もしかして腐ってる!?育毛剤の消費期限が存在する 2017.08.04
育毛剤にも消費期限があり、この期限を守って使用しないと望んでいるような効果を得られなかったり、思わぬ副作用が表れる可能性もあります。
しかも、期限を過ぎた商品を使用している場合には、何らかの不具合が合っても全て自己責任です。
今回は、育毛剤の消費期限についての説明や開封後にはどのくらいの期間使用しても大丈夫なのかといったことを詳しく解説します。
育毛剤にも消費期限が存在する
食べ物に賞味期限や消費期限があるように育毛剤にも消費期限が存在します。
しかし、普段から育毛剤を使用しているユーザーですら、この事実を認知している方はそこまで多くありません。
では、なぜ育毛剤に消費期限があることがあまり認知されていないのでしょうか?
期限を表記していない商品も多い
現在市場に出回っている育毛剤のほとんどが医薬部外品の商品です。
医薬部外品は医薬品のよりも効果は緩やかですが、副作用の心配もほとんどなく安心して使用することができるので人気になるのも頷けます。
そして、この医薬部外品の育毛剤にはなんと消費期限の表示義務がないんです。
そのため、消費期限を表記していない商品も多くなっています。
医薬部外品の消費期限は未開封で3年間
一般的に医薬部外品の消費期限は、未開封且つ適切な保存環境下で3年間と言われています。
つまり、開封した状態では徐々に劣化していくのでこの期間は適用されません。
また、高温や多湿、直射日光といった環境下では、開封していなくても劣化していくので保存は冷蔵庫などの冷暗所を選びましょう。
まとめ買いをする場合は要注意!
育毛剤は通販でまとめ買いをすると安くなるということも多々あります。
しかし、一度にまとめて買いすぎてしまうと、商品の保管場所に困ったり使用するまでに期限を迎えてしまうことも考えられるので、まとめての購入は最高でも3本くらいまでにしましょう。
また、amazonや楽天などの通販で一般人が出品している商品は、いつ製造されたものなのかを確認する術がないのでできるだけ使用しないほうが良いでしょう。
開封後の消費期限はどのくらい?
育毛剤にも消費期限があることは先の説明で理解していただけたと思います。
しかし、これはあくまで開封前の期限です。
では、開封してしまった場合にはどの程度の期間使用が可能なのでしょうか。
ここでは既に開封した育毛剤がどの程度の期間使用できるのかを解説します。
開封後は1ヶ月~3ヶ月は安心
一般的に、育毛剤は用法用量を守って毎日使用すれば、1ヶ月程度で使い切れるよう想定されています。
そのため、メーカーとしても1ヶ月~3ヶ月程度は使用しても大きな問題は起こらないように製造していると考えられます。
ただし、これも適切な保管状況にある製品の話ですので、開封してからも冷蔵庫など冷暗所で保存しましょう。
また、変色や異臭など明らかな異常が見られる場合は使用するのを控えたほうが無難です。
開封した後に品質が劣化する原因は酸素
未開封の商品と開封済みの商品では、薬剤の品質が劣化するスピードが全く違います。
これは、開封してしまうと薬剤が空気に触れる機会が多くなり、成分の酸化が進んでしまうためです。
また、育毛剤は容器によっては噴射口を直接頭皮に付けて使用するものもありますが、このタイプは頭皮から侵入した雑菌が容器内で繁殖してしまう可能性もあります。
主にこのような原因によって商品の劣化は進むので、使ったら商品の蓋をできるだけ早く閉める、頭皮や手が清潔な状態で使用するといったことを心がけましょう。
育毛剤にも消費期限の長い商品と短い商品がある
育毛剤にも消費期限の長い商品と短い商品があります。
基本的には、防腐剤やアルコール、化学成分が入っている商品は期限が長く、天然由来の成分を使用していたり添加物の入っていない無添加の育毛剤は期限が短くなっています。
そのため、自身が利用しているのがどちらかを理解して、後者の場合は早めに使用することを心がけましょう。
期限の長い商品と短い商品の簡単な見分け方
添加物や天然由来の成分から期限の長さを判断しようと思っても、商品の成分表記を細かく見ないことには中々これらのことは判断できないですよね?
そんな時に、成分表記を見るよりもっと簡単に期限が長い商品と短い商品を見分ける方法があります。
それが商品価格の差です。
一般的には、価格が安い商品のほうが期限が長く、価格が高い商品のほうが期限が短いと言われています。
「価格が安いほうが長持ちするの!?」
と驚かれる方も多くいらっしゃいますが、これは価格が高いほうが天然由来成分など痛みやすい成分が多く配合されていることが原因となっています。
育毛剤は開封後には早めに使用する
食べ物に賞味期限や消費期限があるように育毛剤にも消費期限があります。
しかし、メーカーには期限を表記する義務がないため、期限の存在自体を知らない方もたくさんいらっしゃいます。
期限内に使用しないと品質が劣化したり副作用が表れたりする可能性もありますので、開封後はできるだけ早く、効果が劣化する前に使い切ってしまいましょう。