飲むタイプの育毛剤について

現在、育毛剤の市場規模は非常に拡大しており、各メーカーが日々熱戦を繰り広げています。

そのため、新商品が発売されたり商品がリニューアルされたりといったことも多く、その種類も数え切れないくらい多くなっているのが現状です。

そして、それぞれの商品が成分や使いやすさといったことにこだわっており、メーカーによって商品の効果やサービスなども全く異なっています。

飲むタイプの育毛剤も存在する

育毛剤と言うと頭に塗って使うものが一般的ですが、飲んで使うタイプの製品も存在します。

使い方は、塗布するタイプが朝と夜に頭に薬液を塗って使用するのと同様に、飲むタイプは朝と夜に錠剤を水と一緒に飲んで使用するだけです。

また、塗るタイプは基本的に頭部の周辺にしか作用しませんが、飲むタイプは全身に作用します。

飲むタイプの育毛剤は、塗るタイプと比較して効果が強力なものが多くなっています。

これは、飲むタイプはそのほとんどが医薬品に分類されているからです。

逆に、塗るタイプは商品のほとんどが緩やかな効き目となっており、分類も医薬部外品や化粧品となっています。

また、医薬品の育毛剤の中には医師の処方箋が必要なものもあり、手軽に購入することが難しい場合が多くなっています。

医薬品は副作用のリスクもある

医薬品は効果が強力であったり即効性があったりといったメリットがある反面、副作用のリスクがあるといったデメリットもあります。

副作用として報告されている症状は商品によって異なりますが、軽いものだとかゆみや赤みの発生、重いものだと性機能不全や発作が起こることもあるようです。

また、医薬品の中でも効果が強力なものは副作用も強力な場合が多いので、使用する際にはきちんと覚悟を決めてからにしましょう。

飲む育毛剤を使用できない人もいる

副作用のリスクなど安全性には少し不安が残る飲む育毛剤。実際に、副作用の強力なものは未成年や女性の使用が禁止されているものもあります。さらに中には、触れるだけで不妊になる恐れがあるので、女性は触ることすら禁止されているものもあるほどです。

このように、効果の強力すぎるものは使用できないこともあるので、予め病院や専門のクリニックの医師に相談しておくことをおすすめします。

飲むタイプの育毛剤を購入する方法としては、病院で処方してもらうか一部の薬局で購入するのが一般的です。

また、amazonや楽天といった通販サイトに出品されていることもあり、そちらで購入できることもあります。

ただ、通販サイトは出品者が商品を長期保存しており、品質が劣化しているということも考えられるので利用はあまりおすすめしません。

海外製の育毛剤に頼るというのも一つの手

最近はインターネットを通して海外から個人で輸入している方も多くなっています。

海外製の育毛剤は外国人の身体を想定して作られているので日本のものよりも効果が強力なものが多く、また、値段も安いことが多いので購入者が増えるのも納得です。

また、日本で販売されていないジェネリック医薬品の商品などもあり、同じ成分のものを半額以下で購入できるということもあります。

海外製の育毛剤には保証などは一切なし

効果が強力で費用も安い傾向にある海外製の育毛剤。

ただ、やはり何事にもメリットがあればデメリットもあります。

まず、海外には薬事法などは存在しないため、医薬品や医薬部外品といった分類がありません。そのため、効果の強さや副作用などを使用前に判断する基準がなく、自分で使用してみるまでは口コミなどからしか情報を知ることができなくなっています。

また、インターネット上では偽造品も多く出回っており、偽物を掴まされることも少なくありません。

しかも、保証などは一切ないため偽造品を掴まされたり、副作用が表れたりといった問題が発生しても全て自己責任となってしまいます。

塗るタイプの育毛剤が医薬部外品や化粧品であるのに対して、飲むタイプの育毛剤は医薬品に分類される商品が多くなっています。

医薬部外品や化粧品に分類されるものは効果が緩やかですが、医薬品に分類されるものはその効果も強力なものが多いです。

そして、効果が強力なものには副作用のリスクがあることも多くなっており、そのことをきちんと理解して使用する必要があります。

また、塗るタイプと飲むタイプのどちらが自分に合っているのかを自分で判断するのが難しいという場合は、病院や専門のクリニックの医師に相談するようにしましょう。