養毛剤は化粧品!薄毛や抜け毛を改善するなら育毛剤を使おう! 2017.08.25
髪の毛のトラブルをケアする製品には育毛剤をはじめたくさんの種類があります。
中でもよく似た製品で養毛剤というものを見かけたことが無いでしょうか。
どちらも髪の毛の悩みを改善するために用いるものですが、決して同じものでは無いのでそれぞれの特徴をよく把握しておく必要があると言えます。
今回はヘアケア製品を探している方に向けて、育毛剤と養毛剤の効果についてご紹介していきたいと思います。
育毛剤と養毛剤は髪の毛に対してどのような効果を発揮するのか
育毛剤と養毛剤にはともに髪の毛に作用する成分が配合されています。
この点では両方とも同じですがもう少し詳しく言うと、それぞれに含まれている成分に違いがあります。
このため製品によって効果や副作用も異なる場合があります。
育毛剤は薬効が大きく頭皮の環境を改善する効果がある
育毛剤は多くのものが医薬部外品として分類されます。医薬部外品は専門家の指示が無くても説明書を読めば安全に利用できる製品として提供されています。
頭皮をはじめ毛髪や毛根へ作用する成分が主に配合されており、これらの成分によって髪の成長を促す効果を得ることができます。製品によって頭皮の血行不良を改善するものや、毛母細胞を刺激して発毛を促すものなど特徴が分かれる場合があります。
養毛剤は保湿クリームのように髪の健康を保つ効果が高い
効果は穏やかですが薬効が認められている育毛剤に対し、養毛剤は保湿クリームなどの化粧品と同じ扱いで、皮脂やフケを抑えるなど主に髪の毛の健康を保つ成分が配合されています。
よって栄養成分のほかに潤いを保つ成分なども含まれています。
こちらの方が刺激が少なく副作用も少ないとされていますが、発毛効果が薄くどちらかと言うと、髪の毛のコンディションを保つあるいは脱毛を防ぐ効果の方が期待できます。
育毛剤は副作用が発生する可能性があり、養毛剤は副作用の心配がほとんど無い
このように育毛剤と養毛剤には配合成分により効果にも違いがあります。
育毛剤の方が薬効が強いので発毛を促す、という目的であるならこちらの方が適していると言えます。
ただし薬効が強いため配合されている成分によっては、副作用が出ることもあるため注意が必要です。
育毛剤の中には人体への影響が大きいものもあるので注意
育毛剤の中にはカプサイシンなどの、肌に刺激を与える成分が含まれているものもあります。
敏感肌な人やアレルギー体質な人はこのような刺激の強い成分を仕様すると、逆に頭皮が荒れてしまうこともあります。また医薬品として使用されているミノキシジルという成分は、男性ホルモンを抑制する効果がありますが、それによる多毛症や肝臓機能の低下といった症状が発生することも。
よって育毛剤を使用する際は自分の体質に合うかどうかも、よく検討した上で使用する必要があると言えます。
養毛剤は効き目は薄いけれど人体への大きな影響も無い
養毛剤は医薬部外品よりも効果が軽いので、副作用による影響も小さいと言えるでしょう。
こちらの場合は刺激物もほとんど含まれておらず、髪の毛の状態を守るのに最適な製品となっています。前述のとおり化粧品等と同じカテゴライズなので、効き目は穏やかではありますがほとんどの人が安心して手軽に利用できると言えるでしょう。
このように成分によっては人体に影響を与えるものも少なくないため、最低限でも医薬部外品か化粧品かを確認して購入することをおすすめします。
育毛剤と養毛剤のどちらが良いかどうやって選べば良いの?
ここまで読むことによって育毛剤と養毛剤の違いが、よりはっきりとしてきたのでは無いでしょうか。
中には配合成分の違いによってここまで効果に、特徴があるとは思わなかったという人もいらっしゃるかもしれません。
効果が分かれるということはより目的に合った使い方をしないと、望みどおりの結果を得ることは難しいでしょう。
配合成分の異なる育毛剤と養毛剤どちらを選んだ方が良いのでしょうか。
自分が抱えている症状や悩みから適した製品を選ぼう
育毛剤の場合は薄毛の予防や治療に使われる医薬品や医薬部外品に分離されます。対して養毛剤の方は薬効が緩やかであるため化粧品として取り扱われています。
発毛効果の高さで選ぶのであれば育毛剤の方なのですが、先程述べたように体質によっては副作用が出る可能性もあります。
よって敏感な人であればより低刺激性の製品を選ぶべきですが、さらに気をつけておきたいこととして現在の症状に適したものを選ぶことが挙げられます。
まだ頭皮が健康なうちに育毛剤を使うと逆効果になることも
薄毛や脱毛の原因は人によって様々で、頭皮の血行不良をはじめ肌荒れやストレスや、睡眠不足 /不規則な食生活など非常に多岐に渡ります。
それらの原因によってどのようなトラブルを抱えているのかを把握することが大切です。
薄毛や抜け毛がまだ起こっていない内から育毛剤を使う人もいると聞きますが、実のところ最適な選択であるとは言えません。
人体への影響が大きく刺激が強いものが多いので、かえって薬効による刺激がかゆみや肌荒れなどの副作用を起こしてしまう可能性があるからです。
まだ薄毛が進行していない程度なら養毛剤で大丈夫
たとえば薄毛までとは行かず抜け毛などの症状で収まっている場合は、刺激が少なく髪の健康を保つことができる養毛剤の方が予防に向いています。
逆に薄毛が進行しておりこれを治療したいという場合は、自分の体質に合った育毛剤で薄毛のケアをしてくと良いでしょう。
このように育毛剤と養毛剤はそのときの、トラブルケアに合ったものを選択することで上手く活用していくことができるのです。