育毛剤の効果の有無について

薄毛が気になり始めた時に頼りになるのが育毛剤。

しかし、商品の口コミページなどでは効果が実感できなかったという人もいらっしゃいます。

また、ネット上では育毛剤は効果がないという声も少なからずあり、これから利用を考えている方は本当に効くのか不安になりますよね。

結論から言いますと、製品をどれだけ使用しても効果を実感できない方はいらっしゃいます。

しかし、それは極一部の方であり、自分の症状に合っていないものを使用していたり、使い方を間違えているという方も多くなっています。

生活習慣やストレスが原因の薄毛は育毛だけでは改善が難しい

薄毛の最も大きい要因は遺伝ですが、その他にも様々な要因が絡み合って発症します。

その中でも、大きな割合を占めるのが生活習慣の乱れです。

睡眠不足や偏食による栄養不足など生活のリズムが乱れていると、髪の成長サイクルも乱れてしまうため、細く短い髪になったりすぐに抜けてしまう髪になったりします。

このような場合は、育毛剤の使用と並行して生活習慣の改善も行なわければ、効果は実感しにくいです。

また、ストレスが原因の薄毛にも育毛剤は作用しにくいと言われています。

自分に合ったものを使用していない場合も多い

育毛剤は商品によってそれぞれ異なる効果・効能を持っています。そのため、自分の症状に合った製品を使用するかどうかで本当に効くものなのか決まります。

たとえば、男性の薄毛の9割とも言われるAGA（男性型脱毛症）ですが、こちらは男性ホルモンが原因となっています。そのため、育毛剤の中でも男性ホルモンを抑制する効果のあるものが本当に効く製品と言われています。

逆に、男性ホルモン抑制効果のある成分が配合されていない製品を使用しても、あまり効果は実感できません。

このように、自身の症状の原因をきちんと把握して、原因に本当に効く商品を選ぶようにしましょう。

日本の育毛剤は医薬部外品がほとんどであり、効果の緩やかなものが多くなっています。

育毛剤の使用を初めて急に髪が伸びるということはないので、長い目での使用を考えなければなりません。

また、効果を実感できる期間は平均的に3ヶ月~半年かかると言われており、この期間までに使用を止めてしまうと、せっかく効果が出そうな状態であっても、それまでの苦労が水の泡となってしまいます。

用法用量をしっかりと守って使用する

「昨日は塗り忘れたから今回は多めに塗っておこう」

このように使用している方もよくいらっしゃいますが、これは間違った使用方法となっています。

なぜなら、人間の頭皮が一回に吸収できる成分の量は決まっており、多めに付けても吸収できないからです。

また、吸収できなかった分の薬剤が毛穴に詰まり、そこから炎症を起こすといったことも考えられるので用法用量はしっかりと守って使用しましょう。

医薬品に認定されている育毛剤は、厚生労働省から本当に効く商品として認められています。

医薬部外品も厚生労働省から配合されている有効成分は認められていますが、効果の強さは医薬品のほうが大きくなっています。

医薬品は強力なだけあって効果が表れるのも医薬部外品と比べて早く、1ヶ月で効果が実感できたという人もいるほどです。

ただし、副作用の危険性も医薬部外品よりも高くなっているため、使用する際には医師や薬剤師との相談が必要です。

海外の製品を使用してみるのも一つの手

海外製の育毛剤は日本製のものと比較しても効果が強力なものが多くなっています。

価格も日本の製品と比べて安価なものが多く、中には同じ成分でも3分の1程度の値段で購入できるものもあります。

そのため、最近では海外からの輸入を個人で行っている人も多いです。

ただし、海外製品には保証などは一切付属していないため、副作用が起こったり偽造品を掴まされたりしても、全て自己責任となっています。

また、日本のように医薬品・医薬部外品などといった分類がないので、効果の強さや本当に効くのかといった情報は使ってみなければ判断できません。

「育毛剤は薄毛に本当に効くの？」

このようにお考えの方も多いですが、実際に使用しても効果が実感できない人も極一部ですが確かにいらっしゃいます。

しかし、効果を実感できなかった方には、自分に合った商品を選べていなかったり、短期間で効果が実感できなかったと使用を止めてしまった場合が多くなっています。

育毛剤は、自分に合った商品を用法用量を守って使用することが重要なので、これから使用するという方や効果を実感できずに使用を止めてしまった方はきちんとこれらを確認してから使用しましょう。