育毛剤に含まれる有効成分について

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育毛剤に含まれる有効成分に注目!

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薬の瓶の周りに植物が置いてある写真

育毛剤には非常に多くの成分が含まれていますが、その中でも有効成分と呼ばれているものは多くても5種類程度しか含まれていません。

しかし、育毛剤としての効果にはこの有効成分にかかっていると言っても過言ではありません。

今回は、育毛剤の有効成分がなぜそこまで重要なのかをその種類や効果を交えてにご説明します

なぜ育毛剤が薄毛に有効なのかを理解する

「なんとなく髪に良さそうだから育毛剤を使っている」

消費者の中にはこのような方は非常に多いです。

しかし、なぜ育毛剤が薄毛に有効なのかを詳しく知ってから購入したほうが、期待する効果を望める可能性が高くなっています。

これは育毛剤に含まれる有効成分が商品によって異なるからです。

有効成分によって育毛剤の効果が決まると言っても過言ではない

育毛剤は様々な素材を配合して製造されています。

そして、素材の中でも厚生労働省から効果が認められたものとそうでないものがあり、効果が認められているものは基本的に3~5種類程度しか配合されていないことが多いです。

そのため、配合されている種類の多さも重要ですが、まずはどうような効果のあるものが含まれているのかをチェックするようにしましょう

育毛剤に含まれている有名な5種類の有効成分

育毛剤に含まれる有効成分の中でも、特に有名なのが以下の5種類となっています。

センブリエキス
血行促進作用・細胞活性化作用
グリチルリチン酸2K(グリチルリチン酸ジカリウム)
抗アレルギー作用・抗炎症作用・
ジフェンヒドラミンHCI(塩酸ジフェンヒドラミン)
血行促進作用・抗アレルギー作用・抗炎症作用
酢酸トコフェロール
血行促進作用・抗酸化作用・ホルモンバランス調整作用
クララエキス(クジンエキス)
血行促進作用・細胞活性化作用・抗菌作用・殺菌作用・男性ホルモン抑制作用・収斂作用(頭皮の毛穴を引き締める作用)

これらはチャップアップやブブカといった人気の育毛剤にも含まれています。

なぜ血行促進効果のあるものが多いのか?

有効成分を見ていて血行促進作用のあるものが多いことに気が付きましたか?

これは髪や頭皮への栄養が血管を通して届けられるからです。

血行を促進することで頭皮や髪に多くの栄養を届けられるようになり、効率的な育毛を行えるようになります。

そのため、育毛剤には血行促進効果のあるものが配合されていることが多いのです。

男性に多いAGAに効果的な有効成分

AGA(男性型脱毛症)の原因は男性ホルモンであると言われており、これを抑制することで症状の改善を望むことができます

男性ホルモンを抑制するのに有効なものは以下のようになっています。

  1. エチニルエストラジオール
  2. エストロジオール
  3. サイプロテロンアセテート
  4. ホップエキス
  5. チョウジエキス
  6. プロゲステロン

  7. スピロノタクトン
  8. クアチャララータエキス

もちろん、これらの他にも先程ご紹介したクジンエキスも有効ですよ。

男性ホルモンの全てが悪いわけではない

AGAを引き起こしているのは、ジヒドロテストステロンという男性ホルモンの一種です。

このジヒドロテストステロンは、髪の元となる細胞の活動を低下させるので薄毛の原因になると言われています。

また、筋肉を増大させたり体毛を濃くしたりする男性ホルモンであるテストステロンが、体内にある酵素の5αリダクターゼと結びつくことによって、ジヒドロテストステロンは生成されます。

つまり、男性ホルモンの中にも男性的な身体を作るために役立つ良いホルモンのテストステロンと薄毛を進行させる悪いホルモンのジヒドロテストステロンがあるわけです。

AGAを改善する方法も様々

AGA対策のために悪玉男性ホルモンのジヒドロテストステロンを抑制する必要があります。

その方法は大きく分けて2つあります。

まず1つめは、5αリダクターゼを抑制する方法です。

これは、男性ホルモンを抑制すると言われる育毛剤を使用することで行なうことができます。

次に2つめは、テストステロンを増やす方法です。

運動や筋トレをしたり質の高い睡眠をとることによってテストステロンは増加するので、こちらは日常生活の見直しが必要となってきます。

女性や未成年は使用しないほうが良い

男性ホルモンを抑制する育毛剤はAGAの男性には非常に有効ですが、使用しないほうが良い方もいらっしゃいます。

それが、女性と未成年の方です。

これは、男性ホルモンの少ない女性や成長過程の未成年の身体には負担が大きく、ホルモンのバランスを乱してしまう恐れがあるためです。

体内のホルモンバランスが乱れると様々な不調が起こる可能性があるので、女性や未成年の方は男性ホルモンを抑制する育毛剤は使用を控えましょう。

有効成分が自分の症状に合っている育毛剤を使おう

育毛剤はメーカーのこだわりによって様々な成分が配合されています。

その中には、厚生労働省から有効と認められたものとそうでないものがあり、高い効果を期待できるのは当然効果が認めれている成分のほうです。

そのため、育毛剤を選ぶときには、自分の症状に効果のある有効成分が含まれている育毛剤を使用しましょう。

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