育毛剤で不妊にならないために

TOP > 育毛剤の選び方 > 不妊になる危険性がある!?副作用を踏まえたうえで育毛剤を選ぼう

不妊になる危険性がある!?副作用を踏まえたうえで育毛剤を選ぼう

このエントリーをはてなブックマークに追加
両手でお腹を抑えるグレーの服を着た妊婦の写真

特定の育毛剤には不妊を招く危険性があるということを皆さんは知っていますか?

これは、子供を望んでいる方にとっては一大事ですよね。

そこで今回は、育毛剤が不妊の原因になってしまう原因と子供を望みながら安心して育毛剤を使用できるような方法についてご紹介します。

育毛剤が不妊を引き起こすメカニズム

育毛剤が不妊を引き起こす可能性があるというのは、残念ながら本当です。

まずは育毛剤が不妊を引き起こすメカニズムをご紹介します。

このメカニズムをきちんと把握することで、その危険性を避けることができるのでしっかりと覚えておいてくださいね。

男性ホルモンを低下させてしまうものがあるため

男性ホルモンの働きが活発なために、ジヒドテストステロンという脱毛を促すホルモンが大量に分泌されて薄毛が進行していくのが、最近CMなどで言われ有名なAGA(男性型脱毛症)という病気です。

このタイプの薄毛に有効な成分としては、男性ホルモンの働きを抑えるものがあります。そして、男性ホルモンが抑制されると精力減退や性機能障害を招く危険性も捨てきれません。

医療用成分配合となっている育毛剤の中で、フィナステリドという成分を含んだものなどがこの危険性がある成分となっており、それ以外にもデュタステリドという成分を含んだ育毛剤も不妊を引き起こす原因となることがあるようです。

活発すぎる男性ホルモンの働きを抑えてくれるのは良いのですが、男性ホルモンは精子の数といった生殖能力にも大きく影響を及ぼします。そのため生殖能力も抑えられてしまうわけです。

実際に、アメリカの不妊外来でこの成分を含んだ育毛剤を利用していた患者の精子の量がどのように変化するかを記録したものでは、使用をやめると精子の濃度が11倍にも高まったのだとか。

これは、妊活をしている方にとっては非常に恐ろしい数字ですね。子供を望むのならばフィナステリドやデュタステリドなど男性ホルモンを抑制する成分を含んだ育毛剤の使用は控えたいですね。

使用をやめてもすぐに男性機能が戻らない場合も

使用をやめれば3ヶ月程度でホルモンバランスが回復すると考えられていた時代もあったのですが、最近の研究では使用をやめたからといってすぐにホルモンバランスが戻らないというケースもあることが分かっていますので、長期的な視点を持って育毛剤を選びたいですね。

また、ホルモンバランスが解決されない場合は積極的にホルモン治療を行うことで生殖機能を回復することができるとされていますが、当然ですがAGAの場合には薄毛を一段と進行させる治療にもなってしまいます。

また、不妊には男性ホルモンだけの問題ではなく、生活習慣などの問題も関わってくるのでそうした原因も疑ったほうがいいでしょう。育毛剤には男性ホルモンを抑える効果が含まれていないのに、子供がなかなか授かれないと悩んでいるという人はそういった他の原因も探ってみてください。

不妊になることなく薄毛の改善も行いたいなら

それでは不妊を避けながら薄毛を改善する方法を考えていきましょう。

フィナステリドなどは男性ホルモンを抑制する成分なのでリスクがあるわけですが、それ以外の成分を含んだ育毛剤であれば基本的には問題はないということになります。

それでは、不妊を避けて薄毛を改善するには具体的にはどのような育毛剤があるのでしょうか。

ミノキシジルも不妊を引き起こすってホント?

医療用成分として有名なもう一つの成分にミノキシジルという成分があります。このミノキシジルを含んだ大正製薬のリアップなどを利用している人も多いのではないでしょうか。

ミノキシジルは血管を広げて血行を促進することによって発毛を支援するものですが、実はこのミノキシジルも不妊を引き起こすという情報もあります。

ただ、正しい使用すればミノキシジルでこういったことが起こる心配はありませんのでご安心ください。

実際に、日本皮膚学会はミノキシジルの溶液を頭皮につけた場合の副作用について発表していますが、2年間の投与の結果、影響はなかったと結論づけています。

ただ、注意したいのはミノキシジルの錠剤です。ミノキシジルは血管を広げて血行を促進する薬ですから、これを内服薬で摂取すると全身で血管が広がり血圧が低下します。その結果として、生殖器官への血液量が低下して不妊の原因になるということも考えられなくはありません。

また、こちらは男性よりも特に女性の生殖機能を下げることが知られています。

内服薬のほうが、育毛効果が高いこともまた事実ですが、副作用として生殖機能の低下を引き起こしてしまうこともあるので子供を望む方は外用で我慢しましょう。

つまり、AGAに効果のある薬として販売されている多くの育毛剤が不妊を引き起こしてしまう中で、内服薬でなければそうした副作用を引き起こさないミノキシジルはAGAに悩まされていて、かつ子供を望んでいる男性にとって唯一の選択肢と言えます。

医療用でない育毛剤も選択肢として考えよう

もちろん医薬品の効果は強力ですが、それ以外にも発毛効果を期待できる育毛剤は多くあります。

たとえば、効果は緩やかですが生薬を配合した自然素材の製品やフケや皮脂の発生を抑制してくれる製品もあります。

そうした製品を利用することも、子供を望む人にとって一つの選択肢と言えるのではないでしょうか。

どちらも、頭皮が本来持っている発毛の力を引き出すことが期待できますから、副作用の心配をせず自然な育毛を行なうことができます。

関連する他の記事

薄毛の強い味方!男性型脱毛症対策におすすめの育毛剤
男性型脱毛症(AGA)について詳しく解説し、そのうえで男性型脱毛症対策に合った育毛剤とその選び方をご…
つけすぎは逆効果!正しい育毛剤の使用方法
育毛剤のつけすぎで効果が上がることはなく、頭皮の炎症など様々な副作用を招く恐れがあります。そこで今…
若者必見!育毛剤は何歳から使っても良いの?
若い人が育毛剤を利用していることを見かける機会はあまりありませんよね。そのため、何歳から育毛剤を使…
人気育毛剤のチャップアップで確実に効果を得るための使い方を解説!
今や育毛剤で不動の人気を獲得しているチャップアップですが、効果があったという人もいればそうでないと…