育毛剤で髪を太くできる？

育毛剤には髪の栄養となる成分も含まれていますが、髪を太くするには育毛剤だけに頼らず生活習慣における原因も改善させる必要があると言えます。

多くの場合薄毛の原因となるのはAGAですがそれ以外にも薄毛を促進させる原因は普段の生活の中に潜んでいるのです。

ここでは育毛剤を使うと同時に髪を太く成長させるために気をつけたい生活習慣のポイントについてご紹介していきたいと思います。

運動不足にならないよう適度な運動をするように心がける

髪が細くなる原因としてはまず慢性的な運動不足が挙げられます。

運動不足になると髪の毛が育つのに必要となる、栄養や酸素が本来血流によって届けられていたのが血行不良によって、頭皮までうまく行き渡らなくなります。

体を動かすことによって全身の血行が促進されますので、頭皮にまで栄養が届きやすくなるのです。

運動といっても過酷なトレーニングではなく、ウォーキングやサイクリングなどの軽い運動だけでも大丈夫です。

髪の栄養になる食事を意識して摂るようにする

昔からワカメなどは髪の毛に良いとされていますが、実際のところ食べることで育毛剤のように髪の毛を太くするといった効果はありません。

髪の毛を育てるのに必要なのはタンパク質/亜鉛/ビタミンB/C群です。

よって薄毛を解消したいのであればこれらの栄養分を取る食生活を心がけるようにしましょう。

たとえばアジやサバや豆腐などはタンパク質、チーズや牛肉や豚レバーなどは亜鉛、バナナや牛乳や緑黄色野菜などはビタミンB/C群が豊富に含まれていておすすめです。

夜更かしせずに夜22時から午前2時の間に睡眠を摂る

普段良質な睡眠を摂ることも髪の毛の成長を促進させると言われています。

髪の毛が最も成長するのはとされており、この時間にしっかりと眠っておくことで成長ホルモンの働きを促進させることが可能です。

よって髪の成長を促すために夜更かしはせず早めにベッドへ入るようにしましょう。

特にスマートフォンやパソコン画面のブルーライトは、良質な睡眠を妨げる原因になるとされているので眠る前のネットサーフィンなども控えましょう。

以上が髪の毛が細くなってしまった人におすすめの生活習慣による改善方法となるわけですが、育毛剤があるのにわざわざ生活習慣まで気にする必要があるのか思う人もいるかもしれません。

育毛剤の効果とは頭皮環境を改善し髪の成長を促すことである

確かに育毛剤には少なくとも数十種類の育毛成分が配合されているので、それらが持つ効果によって髪を太くすることができると考えられます。

ただし育毛剤の効果はあくまで頭皮環境を改善し髪の毛の成長を助けるものであると言えます。

もっと具体的に言うと頭皮をケアし今ある髪の毛を成長させる、又は抜け毛の予防効果を持つということです。

厳密には髪の太さを変える効果を持つわけではない

育毛剤は頭皮の血行を促進させ髪が栄養を摂りやすい環境を整えます。

これが髪の毛の成長を促し弱った毛を元気な状態に戻していくことに繋がります。

髪の毛を太くするというのはこの作用から期待できる二次的な効果にすぎないのです。

しかも育毛剤は効果が緩やかですので、乱れた頭皮環境が改善され効果が実感できるまでは少なくとも半年は続ける必要があります。

成分の作用は控えめなので自分からケアをすることも必要になる

このように通常販売で購入できる育毛剤の効果自体が控えめなものですので、それだけでは改善効果につながらない可能性も大いにあります。

そのため育毛を成功させるには乱れた生活習慣を改善し、マッサージをするとかストレスを発散させるなど自分で体のケアを行い、育毛成分の効果がより発揮されやすいように働きかける必要があるのです。

育毛剤は髪を育てるものというのは間違ってはいません。

ただしその効果は安全に個人でも使えるよう非常に緩やかな効果に調整されています。

育毛剤を使うことで頭皮環境を改善できるほか髪の成長を促すことはできますが、髪の毛は本来育毛成分から育つのではなく、人の体で育つものなので毎日の体のケアも健康な髪を生み出すのに必要な不可欠なものであると言えるでしょう。