内服タイプの育毛剤の種類や危険性について

TOP > 育毛剤のタイプ > 身体の内側から薄毛改善!内服タイプの育毛剤の種類や危険性

身体の内側から薄毛改善!内服タイプの育毛剤の種類や危険性

このエントリーをはてなブックマークに追加
水の入ったコップと白と青の錠剤の写真

育毛剤と言えば直接頭皮に塗布する外用タイプがスタンダードですが、内服タイプの育毛剤も存在します。

内服タイプは外用タイプ比べて塗りムラが起こらないため、頭皮に均等に効果を与えることができ、非常に効率的に育毛を行なうことができます。

ただし、外用タイプの育毛剤とは異なる危険性もあるため、使用する際は注意しなければなりません。

そこで今回は、内服タイプの種類や危険性についてご説明します。

内服タイプの育毛剤は医薬品と医薬部外品の2種類

育毛剤には、皆さんが想像しているような頭皮に直接塗布する外用タイプ以外に錠剤を飲む内服タイプもあります。

そして、外用タイプと同じように医薬品と医薬部外品の2種類の育毛剤があります。

医薬品の育毛剤は効果が強力なため医師の処方箋なしでは入手することができませんが、医薬部外品の育毛剤は効果は緩やかなためサプリメントのように気軽に摂取することができます。

内服タイプは頭皮全体に均等に効果が表れる

外用タイプの育毛剤は直接頭皮に塗布するため、髪などが邪魔になってどうしても頭皮全てに均等に薬剤を塗布することは難しくなってしまいます。

また、頭皮にかさぶたや炎症がある場合なども同じく塗りムラができます。。

しかし、内服タイプの場合は成分が血液に吸収されて、身体の内側から均等に頭皮に届けられます。

そのため、外用タイプよりも成分を無駄なく吸収でき、効率の良い育毛を行えると言われています。

内服タイプの育毛剤には3種類の系統がある

内服タイプの育毛剤にはフィナステリド・ミノキシジル・サプリメントや内服液の3種類の系統があります。

ここ系統によって、効果も異なってくるため購入する際には慎重に選ぶ必要があります。

フィナステリド系はAGAの治療に有効

AGA(男性型脱毛症)の原因であるジヒドロテストステロンは、男性ホルモンの一種テストステロンと体内の酵素5αリダクターゼが結合して生まれます。

フィナステリドにはこの5αリダクターゼの働きを阻止する効果があり、これによってジヒドロテストステロンの生産を阻止することできます。

そのため、フィナステリドはAGAの治療薬として使用されています。

このフィナステリドを主成分としたもので有名なのはプロペシアやフィンペシアです。

また、副作用としては性欲減退・頭痛・胃痛といった症状が報告されているので、使用を検討されている方はご注意ください。

ミノキシジル系は血行促進に有効

ミノキシジルには血管を拡張させる作用があり、血流を改善してくれます。

毛根内部にある毛乳頭は毛細血管から血流によって運ばれる栄養を吸収しているため、血流を改善することによって毛髪生成の指令を毛母細胞に出します。

指令を受けた毛母細胞が分裂することによって、毛髪の生成が行われるという仕組みです。

このミノキシジルを主成分としたもので有名なのは、ロテニンやミノキシジルタブレットです。

副作用としては、ほてり・目眩・多毛症といった症状が報告されており、血管拡張によって低血圧になる方もいらっしゃいます。

サプリメントや内服液系は安全性が高い

育毛サプリメントや育毛内服液はフィナステリド系やミノキシジル系と比較して副作用の心配がありません

そのため、安全に使用することができます。

ただし、医薬品のように効果に確証はなく、効果が非常に緩やかな製品も多くなっています。

内服タイプの育毛剤を使用する際には、3種類の系統の中でどれが自分に一番合っているのかをきちんと判断しましょう。

副作用以外にも危険が潜んでいる

医薬品であるフィナステリド系やミノキシジル系は、普通に使用していても副作用を引き起こす可能性があります。

しかし、その副作用以外にも気を付けなければいけない点が2つあります。

1つ目は、フィナステリド系に女性は絶対に近づかないこと

フィナステリド系は未成年や女性が服用すると副作用が起こる可能性が高く、特に妊娠中や授乳中の方はお子さんに影響が出る危険性もありますので絶対に使用しないで下さい。

また、触るだけでも皮膚から成分が浸透して何らかの影響を受ける可能性もあるため、女性は絶対に近づかないようにしましょう。

海外輸入品は危険な育毛剤も多い

塗布するタイプと違って海外の製品が多い内服タイプ。

海外輸入品は効果が強力で値段も安価な育毛剤が多いため、インターネットを使って海外から個人輸入している方も多いです。

しかし、海外製の育毛剤は偽造品が流通していることや成分が日本人の身体には合わないということも少なくありません。

また、偽造品を購入してしまったり何らかの弊害に見舞われても、日本製とは異なり保証は一切ないため全て自己責任となります。

内服タイプの育毛剤は効果が高いが危険性も高い

塗布するタイプの育毛剤と比べて塗りムラが起こらないため、頭皮に均等に効果を与えることができる内服タイプの育毛剤。

しかし、効果が強力なものも多く副作用の危険性高くなっています。

また、もし内服タイプの使用を考えており、少しでもリスクを回避したい場合は個人輸入したものよりも、医師に処方箋を出してもらってから薬局で購入したものを使用するようにしましょう。

関連する他の記事

悩める40代女性のための安心して使える育毛剤の選び方!
40代女性はより頭皮がデリケートになっているために、肌に合った育毛剤にこだわる必要があると言えるでし…
育毛剤に含まれているグリチルリチン酸ジカリウムってなに??
育毛剤に含まれているグリチルリチン酸ジカリウムについて紹介します。さらに、その他にも、育毛剤に含ま…
育毛剤の正しい使い方!使うのはドライヤーで乾かす前?後?
育毛剤を入浴後に使用している方も多いですが、ドライヤーで髪を乾かす前に使用したほうが良いのか、髪を…
育毛剤は意味ない?薄毛が改善しなかった時に見直すべきこと
育毛剤なんて使っても意味ないという声は少なくありません。しかし、それは正しい選び方や使い方ができて…