育毛剤は意味ない?薄毛が改善しなかった時に見直すべきこと 2017.07.27
「育毛剤を使用してるのに薄毛が全く改善しない!こんなんじゃ使用していても意味ない!」
商品を実際に使用してみてこのような感想を持つ方がいらっしゃいます。
たしかに、せっかく使っても効果を感じられないと怒りたくなる気持ちも分かります。
しかし、効果が感じられないのにはもしかしたら何か理由があるのかもしれません。
今回は、育毛剤なんて意味ないと思った時に、もう一度見直して欲しいことについてです。
自身の薄毛の症状をきちんと理解していること
突然ですが、あなたはどうして自身の薄毛の症状についてきちんと把握していますか?
薄毛の症状や進行状況によっては、育毛剤の効果が薄いということもあります。
たとえば、ストレスが原因の薄毛にはいくら育毛剤で栄養を補給したり、頭皮の血行を良くしてもその育毛効果にはあまり期待できません。
この場合、薄毛の原因とストレスを取り除かなければ、いくら育毛剤を使っても残念ながら望んでいるような効果を得ることはできないでしょう。
薄毛の原因を把握してから育毛剤を選ぶ
育毛剤には製品によってそれぞれ異なる成分が配合されています。
血行促進効果のある成分や栄養補給効果のある成分など製品によって配合されている成分は様々ですが、この成分に注目して商品を購入することが育毛剤選びでは最も重要です。
自分の薄毛の症状に効果のある成分が配合されている製品を選ぶことを心がけましょう。
また、男性の薄毛の原因の9割とも言われているAGA(男性型脱毛症)を発症している場合は、男性ホルモンを抑制する成分が配合されているものが効果的です。
早期治療のほうが効果は高い
基本的に、薄毛は進行が進むほど治療が難しくなります。
逆に言えば、早めに対処できればそれだけ改善する可能性が高いということです。
「最近抜け毛の量が増えた」
「なんだか髪が細くなってきた感じがする」
このように感じたときには、できるだけ早めに育毛剤の使用を開始しましょう。
特にAGAの場合、最終ステージまで薄毛が進行してしまっていると、育毛剤を使っても意味ない状況になることもありますのでご注意ください。
最低でも3ヶ月は使用する
「1ヶ月間も育毛剤を使用したけどやっぱり意味ない!」
こう言う前にまずは最低でも3ヶ月は使用を続けてみてください。
なぜなら、育毛剤の効果が表れるまでの期間は平均3ヶ月~半年と言われているからです。
もちろん個人差はありますので、2ヶ月目から効果を実感するような方や半年を超えた辺りからやっと効果を実感される方もいますが、たった1ヶ月~2ヶ月で「意味ない」と使用を止めずに最低でも3ヶ月~半年は使用してみてください。
医薬品は即効性がある
最低3ヶ月~半年は使用し続けなければ意味ないと言いましたが、効果が表れるのに3ヶ月も待てないという方もいらっしゃることでしょう。
そういった方は医薬品の育毛剤を利用するのも1つの手です。
販売されているほとんどの育毛剤は医薬部外品の製品ですが、中には強力な効果を持った医薬品の製品もあります。
医薬品の製品は医薬部外品と比べて強力な効果があり、加えて短期間で効果を発揮する即効性もあります。
医薬品は副作用にリスクもある
医薬品の育毛剤は医薬部外品と比べて効果が強力で即効性もあります。
しかし、その強力な効果故に副作用のリスクも潜んでいますので、安全に育毛を行いたいという方にはあまりおすすめできません。
また、副作用の危険性もあるため使用する際には医師や薬剤師の処方箋が必要です。
医薬品を使用したい場合は慎重に考えてから、まずは医師や薬剤師に相談してみましょう。
正しい使用方法で使用していること
育毛剤は正しい使用方法で使用しなければ、意味ないことが多いです。
しかも、製品によって使用方法は異なるのできちんと説明書を読んでから使用する必要があります。
たとえば、1日に2回使用するものが大半ですが、中には1日1回の使用で良い物もあります。
また、薬剤を多く塗布することで効果が増すということはなく、頭皮へダメージを与えてしまう可能性があって逆効果なので行わないようにしましょう。
基本的な使い方は入浴後
最後に基本的な育毛剤の使用方法をご紹介します。
まず、育毛剤を使用するのに最も適しているタイミングは入浴後です。
これは、入浴後は毛穴が広がっており、皮脂詰まりなどもなく頭皮が清潔な状態なので薬剤が浸透しやすいからです。
また、入浴後はドライヤーを使用せず、タオルドライで水気を拭き取った状態の頭皮に薬剤を塗布するのが最も効率よく育毛を行うコツです。
その後、頭皮を指で揉むように頭皮マッサージをすると、さらに高い育毛効果を期待できます。
育毛剤は意味ない!と決めつける前にきちんと見直してみよう
「育毛剤は意味ない!」
そう決めつける前にまずは、自分の症状にマッチした成分を含んだ製品を使用しているのか、3ヶ月~半年間使用してみたのか、説明書通りの使用方法を行っているのか、ということをきっちり見直したうえで本当に効果がないのかを判断しましょう。
ただし、やはり効果には個人差があるものなので絶対にこれらを踏まえたうえで効果がないと判断されることもあります。
そういった場合は、植毛やHARG療法といった選択肢もありますので、自身にマッチした方法で薄毛治療を目指しましょう。